国民性

■共通点
一般的にベトナム人と日本人は似ていると言われることが多い。それは昔の日本人のような義理や人情を大切にすることが挙げられると思います。

■国民性
ベトナム人の国民性として一般的に言われているのは5つ。
①手先が器用である。
・刺繍や陶磁器の絵付けは細かく、不良品を出さないことで有名。
・バイクや家電製品の修理を自分たちの手で行う。
②向上心・向学心が旺盛
・仕事終わりのアフター5に英語や日本語といった語学学校に通ったり、料理教室などの習い事をしている人が多い。
・都市部を中心に最近では英語教育が盛んで小学校から英語を学んでいる子供が多い。
③近視眼的
・考えるよりも先ず行動といった感が凄く、目の見えるところであればカフェやレストランなどが良い例で日本のように内装工事に1ヶ月2ヶ月ということはせずに、多少きれいにするだけでオープンするということもある。逆に売上げが落ちて来たら直ぐに閉店ということも。
・ベトナム人従業員は、「現時点の給料が幾らか?」ということが重要で、「将来売上げが○○に行けば給料を上げる。」といったところで話にならないことが多い。そのため短期的な話の理解は良いものの、中長期的な話(将来)に対する理解度は大変低い。
・日本と比べると銀行預金をした場合の利息がかなり良いのですが、「いつ銀行が潰れるかわからない。」と考える人が多いようでタンス預金が圧倒的に多い。
④女性が強い
・かつて戦時中は、男性は出兵し女性が生活を守ってきたことがあるからか、女性の力はとても強い。ベトナム経済を動かしているのは『女性』といっても過言ではありません。
・働き者なのに優しく気が利くのもベトナム人女性の特徴
⑤年長者上位
・年上を敬うため、年齢差によって呼び方が異なる。
⑥人懐っこく話好き
⑦義理や人情を大切にする

■まとめ
ベトナム人の国民性として上げた人懐っこく話し好きなところや、義理や人情を大切にするところ、年長者を敬うところは就職して一緒に仕事をする上ではプラスに働くことが多い。また、それらの性格は『娯楽』の項で述べたように、仕事終わりのアフター5で一緒にチームスポーツをすることによって生まれる協調性や一体感を生むだけでなく、お食事会などのレクリエーションで打ち解ける一助になることも多い。そのため、ベトナム人は日本人とは違うなどと日本人から壁を作らなければ、広い世界の中でも一緒に働きやすい国の人だと思う。

ベトナムの国民性